ヘタレ兄、弟を溺愛する

小学生と園児の男兄弟がヘタレなので、後でイキがって反抗しだした時のために、記録を残しておこうと思いました。

息子が根拠なくポジティブです

 

画伯の絵の話をします。


週末の宿題で、図工の卒業制作のオルゴールのデザインが出ました。


うちのセイタ、やけに自信たっぷりなところがあるのですが、絵だけは自信が無いようで、ママに泣きついてきました。


セイタ「ほんっとに分からない。まったくどうしたらいいか分からない。助けて」


オルゴールの下絵なんだから、けっきょくは彫刻刀で掘ることになるわけです。

セイタの不器用さを知っているので、掘りやすいようになるべく大雑把なデザインを描きな、とアドバイスしました。

 

自分の時の、最後のニス塗りまでできなかった経験から言ったのですが。

 

セイタ「その前に、卒業っぽいやつって何よ? 卒業後、思い出に残るようなものにしろって、先生言うんだよ。しかもこれ立体的になるからね、四面と蓋の部分で計5か所に卒業っぽい絵を描かなきゃならないんだよ」

マ マ「卒業っぽい絵?」
セイタ「サクラとかどうかな?」
マ マ「花を描くの? なんか女の子っぽい感じもするけど、いいんじゃない?」(←寄生獣読みながら適当に聞いている)
セイタ「先生がサッカーボールとかでもいいって」
マ マ「サッカー?」
セイタ「6年間がんばったことでもいいんだって」
マ マ「あんた、サッカーやってないじゃん」
セイタ「そだね」

 

6年間がんばったこと? セイタの場合、柔道じゃね? 強くはなってないけど(受け身どころか準備運動すら未だに怒られるけど)6年間つづけたことって。

 

セイタ「だめなのよ。小学校でがんばったことだって」

 

えー。小学校で? なんだろう。

 

セイタ「……やばい、なにも無い」

 

いやぁ、低学年の時にあれだけいじめられててさ、でも6年間通ったんだもん。それだけで偉いけどさぁ。やんちゃな子たちとも友達になれたし。

 

うーんなんだろう。パシリ?

 

この前、あまりにもまーくんアゴで使うから注意したら、

 

セイタ「オレいつも学校でパシリやらされてるんだから、家でぐらい使う側になりたい」

 

この時、ちょっと考えました。セイタがパシリ?

 

マ マ「あんた、まともにパシリできんの?」

 

パシリというのは、使われる側も相当な能力がいるのです。

 

この子はまともな支持を出来るタイプではない。RYO君みたいな帝王&社長タイプの下で、命じられたことを正しくこなせるかが出世できるかできないか、の分かれ道になるのだ。

 

ちなみにRYO君のことを良く知りたい方はこちらをどうぞ。

 

ganq.hatenadiary.com

 

 

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新たなエピソードとしては、修学旅行で水族館に行ったとき、中国人観光客にもらった一元を両替機に無理やり入れて壊したそうな。

 

周囲に居た子たちも8人くらい一緒に連帯責任で怒られたようですが(セイタも一緒)なぜか本人は謝らず、ずっと先生に舌打ちしていて、さらに残されて延々と怒られていたようです。

 

うちでゲームしながら「あいつのせいで俺らも怒られたじゃん」と、文句言ってましたが、苦笑いしながらで本気で頭にきてる感じでは無いんですよね。……不思議な子です。

 

セイタ「いや確かにさ『体育館のカギ取ってこい』って言われて、間違って体育準備室のカギ持ってっちゃたりするけどさ」

 

だよね! セイタをパシリに使うより、自分で持って来た方が目的の物が手に入るとみんな気づけYO! っていうかセイタいつも逆にみんなに迷惑かけてない? 無くした物とか探してもらってない???

 

本当なら息子がパシリに使われているといい気分じゃないんだけど、日頃のセイタを見ていると、なんとなくパシリって言葉も、文字通り受け取れない。

 

マ マ「……もし日頃、お世話になっているなら、たまに返してやりなよ」

 

借りを作ってばっかりってのはちょっと居心地が悪い。

 

セイタ「うーん、RYOにはよく世話になってる。でも七木には迷惑かけられてばっかなのにパシリに使う」

マ マ「七木のパシリなんぞせんでよい!」

 

七木君は慎重が167㎝あるけど骸骨みたいに細い子です。七木君から「セイタって、骸骨みたいに痩せてるな」って指摘されて、めずらしく憤慨してたっけ。(デブにデブって言われると頭にくるってやつ)

 

しかし小学校というのは不思議なもので、

 

1.足が速い

2.背が高い

3.目立つ(陽キャラ)

 

というだけでモテるという、ヤンチャな子たちには天国な世界。勉強ができるかできないかは、あまりモテ要素に入りません。(なぜか女子は勉強ができるほうがモテるらしい)

 

七木くんはバレンタインデーを前に、南小6年生で初のリア充。彼女持ちになったそうです。ちなみに相手は、お母さんがものすごい美人だから、将来ものすごい美女になるであろう、とこのぐぁんQが推測していた〇川さんです。

 

しかし、この七木、5年生の時クラスのマドンナのリコーダーを舐めたという、女子からしたら絶対NGのエピソードのある男子らしく……。

 

なぜ〇川さんは、そいつを選んだのか。背が高いだけでいいのか。

 

セイタは最初、七木君「おれ、〇川と付き合ってんだぜ、でも誰にも絶対内緒な?」と約束させられたくせに、うちに遊びに来ていたアンリ君「ねー、あんり、幼稚園の時一緒だった七木ってやついるじゃん? あいつ彼女できたんだってよー」とペロッと普通にしゃべってました。

 

君がアンリ君を信頼しているのはわかるけど、どうしても話したいなら、まず口止めしてからだろうがよ!

(# ゚Д゚)

 

何も言わないで情報だけ与えたら普通しゃべるでしょうが!

 

――ってこんな風に皆に迷惑かけてそう。

 

いや、しかしリコーダー舐めるような野郎のパシリなんぞせんでよい!

 

ちなみにセイタRYO軍団に所属しているそうだが、このRYO軍団、入るのには厳しい審査がいるという。

 

1 RYOと元から友達である(つまりスポーツができるやんちゃタイプ)
2 頭がいい(タイプが違っても自分より頭がいい子は尊敬する)
3 面白い(下ネタがひどいのもOK)

 

セイタ「ちなみにオレは3です」
マ マ「だYOね!」
セイタ「すごく入るの大変なんだぞ、俺なんて儀式も受けさせられた」

 

儀式?

 

セイタ「捕まってチンチン揉まれる儀式」

 

男性社会の謎。((((;゚Д゚))))

 

マ マ「ちなみに何人くらいいるの?」
セイタ「ほぼクラスの男子全員。入ってないのは二人くらいかな?」

 

それ、本当に入るの大変なの?

 

セイタ「女子も下ネタ言っても怒らない子なら入れる」


なんとなくだけどRYO軍団でも下っ端の方なのではないだろうか……。

 

セイタ「ママは、オレがクラスの底辺だと思ってるかもしれないけど、ほら、なんつったっけ」
マ マ「ヒエラルキー? ピラミッド? カースト??」
セイタ「そう、三角形みたいなやつ。でも聞いて、おれは違うんだ」

 

なんだろう、中位の階層にいるとか言いたいのだろうか。

 

セイタ「おれね、最底辺なんだぜ?」

 

なぜ自慢してるんだ!?( ゚Д゚)

 

セイタ「おっとママ、勘違いしちゃ困るな」

 

なんだなんだ、なんか強気だぞ。

 

セイタ「底辺ってのはさ、たくさんいるじゃない?」
マ マ「うん、三角形の一番下だからね」
セイタ「ほんとうはね、あれは三角形じゃないんだ。ダイヤみたいなの、なんつったっけ、そう、ひし形なんだよ」

 

何を言っているか分からなくなってきた。

 

パ パ「つまりお前は、最底辺、つまりひし形の一番尖ったところといいたいのか?」

 

なんとなく聞いて居たパパがボソッと口をはさむ。

 

セイタ「そうそう! つまり頂点にいるのと一緒なの! 最底辺は1人しかいないの! ひっくり返したら俺が頂点なの!」


ポジティブシンキングすげー。パパが横で「うう、情けない」と呟いてます。

 

うちの子、とにかくポジティブなんすよ。

 

そういや、この自信はどこからくるんだろう。根拠が無いんだよな。ポジティブになる実績が無いんだが……。

 

ある日、あまりにもママの頼みやら、言いつけを無視するものだから、ものすごいあったまきて、

 

マ マ「おまえ、将来ぜったい面倒みさせてやるからな!」

 

って言っちゃったんです。

 

セイタ「嫌だよー、介護はまーくんにさせてよー」
マ マ「ご飯作ってよー。投げつけるかもしれないけどさー」
セイタ「待って、オレその頃にはたぶん、指ぜんぶ飛んでるから無理!」

 

指がぜんぶ飛んでる!? 極道!?

 

セイタ「だって俺、包丁さばきひどいでしょ?」
マ マ「……ああ、家庭科で? まあそうだろうね。その前に、きみに面倒みさせたら放置される気がする。うう、老人ホーム入れるかな」

 

こんな話は子供にすべきではない。まず自分の親のこと考えなきゃ。しかし我々の時代、おそらく老・老・老・介護だろうな。うわー、なんか『君の名は』みたいだ。いや『俺の名は?』だね。

 

セイタ「あ、でも待って、オレたぶん高級料理はすごい上手だぜ?」


初耳だけど??

 

セイタ「だって俺、『グランメゾン東京』視てるから」

 


って話をされたことを、柔道の当番の時に同じ当番の人に話したら、


「あたしだってドクターX視てたから医者になれるわよ」

 

と吐き捨てられたけどね。そうね、わたしもこの前「医龍」読んだからバチスタできる。

 

しかしその後そのお母さん、

 

「前向きなのはいいことだよ。うちの子なんてすぐ『どうせ私はダメなんだ』ってなっちゃうから」

 

と、付け足されました。ちなみにその方の娘、弱小とは言えうちのH柔道会で一番強い子です。

 

……それでもそんなにネガティブなん?

 

 


激しく脱線した。脱線しすぎた上に、何を言いたかったんだ。小学校生活において、女子のリコーダーを舐めるのは一番最低な所業だ、って話か? うちの子がそんなやつのパシリやらされてるってことか? それとも、うちの子テレビ視ただけで料理得意になったらしいぞ、ってやつか?

 

違う、そうじゃない。そんなことを書きたかったわけではないのだ。

 

卒業制作の話をしたかったの。

。゜゜(´□`。)°゜。

 

だけど、長くなったのでここまで。

 

脱線して本来の話ができなかったのっで、表題だけ話に合わせて変えました。

 

次こそ脱線せずに、画伯のことを書かなきゃね!

(σ゚∀゚)σみんな、応援よろしく!