ヘタレ兄、弟を溺愛する

小学生と園児の男兄弟がヘタレなので、後でイキがって反抗しだした時のために、記録を残しておこうと思いました。

友人関係の変化と新たなトラブル パート1

 

 ふむ。そろそろ悪ガキどもについて書かなければならない時がきたようだ。

 

 子育てブログだしね(焦)

 

 前回、ちょっとキングダムで熱くなりすぎてえらく長くなってしまったので、分けることにしました。

 

 このぐぁんQめが、まとまった短い文章を書けるわけがないのだ。

 

 ええ、そうですとも。開き直りますとも。

 

 ふん。

 

 

 でね。

 

 過去の記事に、RYOくんというガキンチョが出てきました。

 

 そうです、おそらく剥けてないという疑惑のあるRYOくんです。

 

 この子、低学年の時は(学童でした)下校班には居なかった。

 

 つまり、

 

 セイタ接触することがありませんでした。したがって、我が家ではまったく話題にならなかった子です。

 

 

 RYOくん、すごい身体能力の持ち主の子で、持久走大会では毎年首位を争い、サッカーも、そのうち遠方のクラブチームに通うんじゃないかしら? って噂されているスポーツ少年です。

 

 人柄は、魅力のある面白い子で、人懐っこく、クラスのムードメーカー。自然と周りに人が集まるような、でも台風の目のように揉め事を起こすわがままな自由人。

 

 で……近所です((((;゚Д゚))))

 

 セイタへの低学年での詰め込み教育の結果、

 

セイタ「金曜日だけは俺、なにもしないからな。ええ、宿題だってしませんとも! あと金曜日はアンリくんと遊ぶんだからぁ~」

 

と駄々をこねられたため、金曜日は習い事も用事もいっさい入れられません。

 

 完全リフレッシュの日です。

 

 しかし、ジャイアンピンポンと決別し、心穏やかにアンリ君(幼稚園は一緒でしたが、近所ながら別の小学校の子です)と蜜月を育んでいたころ、我が家に彼らがやってくるようになったのです。

 

 

南小、RYO軍団

 

 それはクラスの半分が所属する男子のグループ。もちろんリーダーはRYOくんです。

 

 もともとRYO軍団の一人である湯茶くん(仮名)と気が合って、その紹介でRYO軍団に入ることになった(単に同じ方向に一緒に帰るだけで、軍団の一味ということになるらしい?)セイタ

 

セイタ「あ、あのさ、湯茶とRYOがうちに来たいって言ってるんだけど」

 

あ?( ╬◣ 益◢)y━・~

 

RYOくんの、学校での派手な噂は色々聞いてます。何言っちゃってんの?

 

おまえな、ジャイアンピンポン忘れたんじゃないだろうな?

 

 

ピンポーン

 

 

 今日かよ!?

 

 いや、もちろん追い返そうと思えば、セイタを蹴り出して「外で遊んで来い」って言えるんですが、セイタ、4年生になっても、相変わらず外で遊べなかったんです。

 

 そもそも習い事地獄だって、セイタがゲームばっかりしないようにするための対策でもあったわけで……完全インドア派。

 

 なので、アンリ君とは家の中で遊ぶ友達。家友なわけです。

 

 アンリ君ともども外で遊べばいいんじゃね? とも思うんですが、

 

セイタ「嫌だよぉ、RYO軍団と外遊びしたら殺されちゃうよ」

 

 なにが!?

 

セイタ「あいつら、サッカーとか野球するんだぜ?」

 

 健全じゃねーか!

 

セイタ「ボール超痛いんだぜ?」

 

 そういえば、ウチの子、ただでさえ球技ダメなんだった。

 

 同学年の、しかもサッカーや野球のチームに所属している彼らとは、無理みたいです。

 

 きっと永遠に無理でしょう。

 

 

 5年生になったくらいからは小さい子たちとなら公園でドッジボールもできるようになってきたし、学校のドッジボール大会も嫌がらなくなってきたんですがね。

 

 なんでも、当たるのが嫌で逃げまくっていたら、最後まで残って勝ちに貢献したりするようです。

 

 ちなみに、攻撃に回ることはまずありません。3歳児くらいの威力の球を投げるので、味方を苛立たせこそしますが、敵を撃破することが出来ないのです。

 

 

 と、言うわけで、失礼ながら類友アンリ君ならともかく、スポーツ万能RYO軍団と公園で遊ぶことは、あり得ない、とのこと。(そして彼らにもセイタと外遊びという概念は無かったのでしょう)

 

 で、その活発な同級生が、最初は2人、遊びに来るようになりました。それが近所のRYOくんと、学校の近くに住んでいるという湯茶くんです。

 

 まあ、2人くらいなら。そう思いました。

 

 ところが、なんか……変なことになって(おそらく「金曜にセイタんち行ったー」ってRYOくんが話したのでしょうが)1人増え、2人増え……多いときにはRYO軍団7人。金曜日のアンリくんとのほのぼのタイムが、野獣たちの時間になるわけです。

 

 大丈夫。ゲームがあるからね!

ヽ(;▽;)ノ

 

 ゲームがあれば、男の子は静かなの。

 

 普段「ゲームなんてクソだ」と言いながら、激怒するとゴミ箱に捨てたりするぐぁんQですが、この時ばかりはゲーム神さまに頼りました。

 

 でもさすがに、幼稚園のときセイタの首を絞めてセイタを登園拒否にさせていた(ジャイアンじゃないです)男の子が来た時はびびりました。

 

 

 

 

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 セイタが柔道やっているとか言うのも憚られるくらいの巨漢

 

 キタ━(゚∀゚)━!

 

 と思ったらその子だったんです

((((;゚Д゚))))

 

 当時の5倍くらいに膨れ上がってるからわからなかったYO。

 

  だいいち「おまえ、どのツラ下げてうちに遊びに来てるの?」って正直思いました。

 

 で、唖然としてセイタにこそこそと耳打ちしました。

 

マ マ「セイタ、あのむっちりしてる子、幼稚園の時あんたをいじめてた石清水君(仮名)じゃないの?」

セイタ「ほえ? そうだっけ?」

マ マ「(イラッ)大丈夫なの?」

 

 ジャイアンピンポンの時みたいに、毛布かぶって部屋に閉じこもっているセイタを尻目にゲームという、リビングジャックされんじゃねーの? と不安なママをよそに、セイタはのんびりと言います。

 

 

セイタ「大丈夫じゃん?」

マ マ「え? なにその曖昧な感じ。学校で仲が良くなったわけじゃないの?」

セイタ「いや、俺が呼んだわけじゃなくて、うちに来る子は、RYOが選別してんの」

 

 

 

???(°д°)

 

 

 なんで、セイタの家に来るやつを、家の主人じゃないやつが決めるんだよ。

 

 のちにこれがトラブルになるのですが、それは次回。

 

 で、今はこの巨――大きな石清水くん。

 

 

 すごいイイ奴なんだYO。

 (´・_・`)

 

 

 あの時のセイタと家族の苦しみを返せって言うくらい、まーくんにも優しいし、セイタに対しても、当時本当にセイタを登園拒否に追いやったやつなのか? ってくらいフレンドリー。

 

 親の前だからじゃねーの? って思ったけど、学校でももう意地悪してこないそうです。(お腹をたぷたぷして「ぽよぽよー」ってセイタがやっても笑っているだけとか……)

 

 ほぉ。良かった。

 

 この石清水くんはぜんぜん問題ない(場所を取る以外は)。

 

 しかしながら、例のわがまま自由人、RYOくんです。

 

 この子は班長ゴッド(霊長類最強)くらいの、影響力のあるクラスのムードメーカーだけあって、仲間を先導するのがうまい。

 

 生まれながらにリーダー格の子ってのは居るんですよね。

 

 将来ひとかどの人物になりそうですが、しかしねぇ、家の中ではやっかいです。

 

 ゲームつったってプレイ人数をはみ出すと、ゲームしてない奴は退屈して騒ぎだすんですよ。

 

 で、RYOくん先導のもと、家の中でボール(まーくん用)のぶつけ合いをしだすし、コップはひっくり返すし、まーくんにも容赦の無い(クッションで潰されていた)隠れんぼとか始めようとするもんだから、

 

ママ「コントローラー使える最大の5人(当時まだwiiUでした。WiiUpadプラス、コントローラ4つ)より多くは呼ぶんじゃないと言っておけ! つまりお前の小学校ではアンリくんを抜いた4人ってことだ!」

 

 と怒り狂ったら、なぜかその4人をRYOくんが選別し、

 

「まず俺な、次に湯茶でぇ、あと2人は――そうだなぁ、お前とお前でじゃんけんだ!」

 

 初期メンバー2人は固定で、まぁ、それは最初に飛び込み営業(僕たちもお家に入れて? 的な)した特権として分からないでもないけど、残り二枠を争奪戦という感じになったようで……、しかもジャンケンの権利をなぜRYOくんが決めるのかってことであって……。

 

 はっきり言うと、このRYOくんは台風の目みたいなもので、すごく魅力的な面白さを持っているけれど、自分の魅力を知っているというか、それを武器にするタイプの、おそらく甘え上手なわがままっ子です。

 

 いや、なんていうか、私もRYOマジックにかかって、なんか憎めないんですが

(;´∀`)

 

 先生からすると「彼こそジャイアンだと言われたそうです。(RYOくんのママ談)

 

 そしてワガママジャイアンは、同じようにワガママな友人は呼びません。なぜなら自分が一番ワガママでいたいから。

 

 なので、彼が呼ぶ子は石清水くんを始め、寛容でいい子が多いなぁというのが正直な感想です。

 

 そしてそれはやがてトラブルになります。

 

 おっと誰か来たようだ。

 

 続くYOヾ(*´∀`*)ノ……続きにしても長いなぁ。