G
さっきね、ついに出たんですよ。
身の毛のよだつ、例のあれが。
G。
こう書くとカコよいですね。なんていうか、麻薬Gメンみたいで。
……まあ、ゴキはゴキっすけどね。
外で近所の子集めて花火やって、死にかけてるセミを持ったガキんちょに追い掛け回されて、ぐったりして戻ってきたら……リビングを飛び回っていた。
――らしい。
らしいというのは、ぐぁんQがお風呂入ってる時出たっぽいので。
2人とも女の子みたいにきゃーきゃー叫びながら、歯磨きしているママのところに走ってきました。
心臓きゅうぅうううとなりますよね。
うちね、勾配天井なんですYO。
天井にとまっているやつ、届かないんすよ。
凍るやつかけても、遠いとうんともすんとも言わないの。
やっぱ、信頼のゴキジェットだよね。
でもさ、ゴキジェットかけたらさ、遠くからだからいまいち効かなくて、めっちゃ速く動いたYO。
そしてぽとんと下に落ちてきて、カサカサカサって、そのままカーペットの下に逃げようとしたわけ。
ぎゃあぁあああああああああああああ
って、なりますよね。
なんであんなに動きが速いの?
もうね、逃したら終わりだって、いまの数倍苦しむって分かっているので、凍るやつかけまくりましたよ。
ああ、やっと動かなくなった。なむ。
遠い場所はゴキジェット → 近くに来たら凍殺っすね。
いや、気が動転していたので、冷静にどっちがいいとか比べられないっすけど。
いま自由研究にどうかな、なんて思ったけど、頭に血が上った状態で、殺るか殺られるかの戦いの中、殺虫剤の研究ができるとは思えませんので却下ですね。
もちろんブログのネタにするために、写真撮るとか、考えつくわけないじゃん?
できるわけないじゃん?(# ゚Д゚)
毎年必ず出る。今年こそ、ぜったい家に入れないぞって、二週間に一度シューしたらゴキブリがいなくなるやつとか
あと、よくゴキ本体と間違えて無駄に寿命を縮めるこれ。
そもそも家に入れたくないんだよ! と外用のやつを室外機の下とか玄関脇とかに設置しますが、
どれも失敗ばっかり。出なかった夏は無かった
。゜゜(´□`。)°゜。
Gに限らす、ぐぁんQは虫は何でもダメなんですよ。
巨大なダンゴムシと馴れ合ってるナウシカって、馬鹿なんじゃないかってくらい理解できません。ええ、ええ、クシャナ派です。
で、虫が嫌い故、掃除機とか拭き掃除はマメにする方なんす。
ちょっと雑巾がけざぼると、いつの間にか隅っこの方に蜘蛛の巣がはってあったりしません? 床と壁の間の角のところ。
パパにね
「掃除機かけ終わったところ、雑巾で拭いてよ」
って頼んだらね。
「雑巾かけ終わったよー」って。
でもね、普通に床の角のところに蜘蛛の巣があったの。
「え? 本当にかけたの?」と二度手間になるわけですよ。だってね、蜘蛛の巣、例え今そこに蜘蛛が居なくても、そこは蜘蛛のおうちってことなんすよ。
ほっといたら、蜘蛛本体が戻ってきて、そこで引っかかった獲物をたらふく食べて、アメ公のように巨大化するかもしれない。そうなったら、誰が駆除できるんすか?
で、ギャーギャー騒ぎながら蜘蛛の巣を破壊して、その家の持ち主がその辺りにいないかビクビクしながら見まわし、パパに『手抜きニダ! この人雑巾がけ手抜きしたアルよ! 謝罪と賠償するでごわすっ』と呪いの言葉を吐いてたわけです。
パパ「ママ、考えてごらんなさい。今、この蜘蛛の巣の蜘蛛はお散歩中です。もしお散歩から戻ってお家が無かったら、蜘蛛はどう思いますか? 『おわっ、俺の家が無ぇぇ!?』ってなるでしょ? かわいそうじゃないですか?」
菩薩みたいな顔で、まーくんの幼稚園の園長みたいなこと言いだした、この人。無駄な殺生はやめましょう、ってことだろうけど、
虫を擬人化したら終わりだよ? 可哀想になっちゃうのもあるけど。
ムキムキの「じょ、じょじ」って言ってるオッサンみたいなの想像しちゃった場合、
引用:テラフォーマーズ
人類はあきらめるしかないのです。
パパ「蜘蛛ってのは、ママの嫌いな虫を食べてくれるわけですよ。」
いやいや、でもさ、家の中が蜘蛛の巣だらけになっちゃうわけですよね? 蜘蛛の巣に囲まれて生活しなきゃならないわけっすよね?
パパ「なんと、世の中にはゴキブリを食べてくれる蜘蛛も居るわけです」
ほんとだ! しかも蜘蛛の巣張らないんだ、この子。
引用:Wikipedia
あれ、でもなんかデカくね? なんで別名軍曹なん?(漏)
ぎゃぁあああああああああああ。
ゴキブリVSアシタカグモ
ぎゃあああああああああああああああああ
あははは、家の中に居るならどっちが我慢できる? あははは。
ゴキブリは害虫で、軍曹は益虫なんだけど。
どっちもどっちじゃね?
ヽ(`⌒´メ)ノ
とりあえず、床掃除が手ぬるいことを指摘され、言い逃れをしたくてあれこれ説明してきたパパ。
最後は、
「ママが虫を怖がるから子供たちも怖がるんです」
と怒られ……。
自分だって虫苦手なの知ってるんだぜ? ゴキブリ出たら汗びっしょりになること知ってるんだから。
結婚前に、殺虫剤が手元近くに無くて、丸めた新聞紙でぶっ叩いたら、バラバラになって手足がパパの顔近くまで跳んで、めちゃくちゃ怒られたことまだ覚えてるんだから。
この方法は、ゴキの菌が飛び散るからあまりやらない方がいいと聞きますが。
だっておまえ、おろおろしてたじゃん?
おろおろしてたらさ、逃げちゃうじゃん?
あと今思い出したんだけど、エアコン、自分のところだけゴキブリ侵入カットのダクトをオプションで取り付けたの知ってるんだから。
悔しいから、まーくんの言語練習カード(手作り)の体の部位編で使用したやつを貼り付けてやりましたよ。
だってね、私の部屋は八畳に「六畳用で十分だよね」って安いの買ったんすよ? なのに自分は八畳の部屋に「なんか安くなってるから十二畳用にしちゃうね」ってこんちきしょー
(゚Д゚)
でも、翌日普通に剥がされていたので、また付けてやりましたよ。
でもまた翌日剥がされてるわけです。
おニューのエアコンですものね、そりゃあ可愛いですよね。
また貼り付けてやったわけですよ。
でもやっぱり剥がされてるわけです。
貼り付けて、剥がされて、貼り付けて、剥がされて。根比べです。
いいかげんマジギレされんじゃないかってくらい、その情熱を違うものに回せないのかってくらい、日々攻防を繰り返して、がんばってリベンジしたら……。
やつめ、ついに諦めてくれました。
以後、3年以上パパの部屋のエアコンには「ちんちん」カードが貼ったままです。
ところで。
3年間もこのカードが貼りっぱなしだと、貼ってあることを忘れちゃいますね。
夏に私の実家に帰るとき、高速に入ってからパパが「あ、やべエアコン止めるの忘れたかも」って言うわけです。
それで同居している義母にメールで「すみません、パパの部屋のエアコンって消えてるか確認してもらっていいですか?」と送りました。
義母「大丈夫、止まってたよ」
と普通に返信されてきましたが、あれ?
これを見て彼女はどう思ったんでしょう。まあ、パパの部屋だし、パパが自分のゴキブリ対策用エアコンを気に入りすぎて名前をつけたとでも思ってくれたでしょう。
まさか義母に「パパの部屋のエアコンに『ちんちん』ってカードが付いてたと思うのですが、どう思いましたか?」とは聞けず。
そしてそんな高いダクトを購入したくせに、パパの部屋にゴキブリが出現したという悲しい結末。私はその時まだ実家に居たので、電話でたいそう馬鹿にしてやりましたとも。
そしたらけっこう本気で拗ねてしまいましたね。くすっ。
こういうの付けたいけど、室外機屋根の上とかだとどうすんだべ。