たこ焼きパーティ
セイタと合う子はだいたい離れていく不思議
アメリカに行ってしまう子は、スネ夫と表記していますが、すごくいい子です。
セイタと気が合うと言うより、ジャイアンみたいな乱暴な子とも楽しく遊べるし、セイタみたいなへなちょことも普通に遊べる、オールマイティな子でした。利発で人懐こくて、まあ、誰からも好かれる人気者。
しかも二年生にして衝撃の彼女持ちという……。
いや、スイミング教室で女の子とキャッキャッしてたから「仲いいね、どういう関係?」って聞いたら「俺が告って付き合ってる関係だよ」って言われたんだわ。――末恐ろしいリア充だな。
いいなぁ、こんなチート能力がうちの子にもあったらなぁって感じのね。
┐(´д`)┌ふぅ
セイタったら幼稚園の時から仲良くなった子と引き離される運命でした。この子が行っちゃったら、学校生活終わりじゃね? って心配したものです。
3年生からアメリカだなんて、うちじゃ考えられない((((;゚Д゚))))
うちのセイタなんて日本ですらいじめられているってのに、差別国家アメリカだって?
しかも近くに日本人学校もインターナショナルスクールも無いらしく、普通の公立の小学校に入れるしか無かったようです。
一時帰国した時に聞いた話では、初めは言葉も分からずよく泣いていたようです。でも、他の誰でもないスネ夫だからこそ、帰国子女となってさらにいい男になって帰ってくるんだろうな、って思いました。山Pみたいにね。
いや、アメリカだからすごい巨漢になって帰ってきそう。
お母さんもなかなかサバサバした人で「アメリカどう?」って聞いたら「飯がまずい」って一言で、悲壮感はありません。すげー。
私ね、この子のおかげで下校班でセイタがだいぶ救われていたところがあると、今でも思ってるんです。
いや、下校班の偵察のとき、毎回真っ先に「あっ、セイタのママだ!」と見つけられちゃうから困ったけどね。だって親の居ないところでセイタがいじめられてないか、様子が知りたかったから。(目端の利く子だったんですね)
脱線したYO!
で、例のジャイアンですが、本当に口が悪い。
「てめー殺すぞ」が口癖の二年生なんて嫌だ。上に二人お兄ちゃんがいるから言葉が悪くなるのは仕方ないんだろうけど、セイタはガクブルですよ。顔だけで虫殺せそうな人相なのに、さらにデカくてダミ声で口が悪いとか((((;゚Д゚))))
でもジャイアンも呼んで送別会やるぞ!
なぜなら、セイタのためではなく、スネ夫のための会だから。
なーんて、かっこいいことを言いたいですが、最初はスネ夫だけ呼んで二人でやりたかったんです。来られそうな人がいたら、誰か適当に声かけとくわ、ってくらいにおおざっぱな感じでした。
送別会は私の家にプレートがあって、一度使ってみたかった、っていう理由だけでたこ焼きパーティに決定しました。
ちょうどスネ夫のママの、転勤前の忙しい時期の一日をいただけたのはいいけれど、三月。
まだ、インフルエンザの時期です。
わたし、たこ焼きを家でやるの初めてだったんです。
それでスネ夫のママ(たこ焼きよくやるそうで)主導でたこ焼きをやるはずだったのに、彼女だけインフルにかかっちゃったんです。
でね、タコパ(?)やる日にちが、スネ夫のママが引越し準備の合間に空いた、たった一日のみだったわけですよ。だから突然決定いたしました。
どうせ誰も来れないだろうしーと、ほっとしつつ、2年生の親にメールしたら、親は仕事なわけですよ。
いや、もちろん日付の調整しないでいきなり声かけたから、そうだろうとは思っていたのですが……。
「子供は空いてるんですけど私がねー」って言われたらさ、こう答えるしか無いじゃないですか?
「お子さんだけお預かりしますよ」ってね((((;゚Д゚))))
で、2年生を六人、保護者無しで預かることになりまして、しかも初めてのたこ焼きをしなきゃならない。まーくんはバブバブしている。スネ夫ママは突然インフル。
詰んだ、と思いましたね。
このぐぁんQ(←たまに使わないとユーザー名忘れる)、セイタの母ですよ? 不器用で、とろくて、頭の回転が鈍いボッチですよ?
でも言い出したんだからやるしかない、そう思って、動画でプロのたこ焼きの技を一生懸命勉強しました。……プロってあんた。
手が残像しか見えねーんだよ、
参考になんねーんだよ!
ところが、例のガミガミしていた副班長の女の子のママと、それより怖い鬼班長の女の子のママ(近所の英会話の先生)が仕事の合間に抜け出して、手伝いに来てくれたんです。
スネ夫のママがインフルのことを知って、来てくれたんです。結局迷惑をかけてしまった。
……そして本当に助かりました
。゚(゚´Д`゚)゚。
いや、向こうは「無謀な計画たてんな」とか「出来もしないくせに安請け合いすんな」みたいな文句を抱えていたかもしれませんが。((((;゚Д゚))))
さらにはジャイアンのママも、一眼レフ持っていて、それで写真を撮ってパパッと色紙作ってくれたんですよね。
くそ、子供は嫌なやつだけど、できる親ばっかりだなぁ、と……。
そして子供も出来る大人になってくんだろうなー。
ふぅ。┐(´д`)┌
でも俺は忘れないぜ、そんなタコパの日でもセイタは相変わらずみんなにいじめられて、布団の中で泣いてたんだぜ(遠い目)
〇塚先生、いじめられるのは、やはりセイタのせいなのでしょうか。
。゚(゚´Д`゚)゚。
気づいたら 六人VSセイタになっている。……謎だ。
でも、たこ焼き作るので忙しくてさ、何しようが気にしてられないわけ。
まーくん、バブバブ寄ってきてたこ焼き器に手伸ばすし、たこ焼き粉入ったボールを持った手にしがみついてぶら下がってきたりで、お前らにかまってられないわけ。(副班の女の子のママに『この子、テレビとか見せておけないの?』とイライラされるし。ていうか手伝ってもらっときながらなんだが、このママやっぱり怖い)
でも、お前らさ、家の中で隠れんぼとか止めない?
クローゼットの中に無理矢理入るのやめない?
強制的に鬼にされてるセイタがそれを開けようとして、中の子が必死に閉めたままにしようとする。で、なんでここでもセイタだけ孤立して、全員でドア開けさせないようにしてるわけ? お前なんでそんなに嫌われてるの?
あ、待て、そこでもみ合うなっ。
クローゼットの扉はずれたぁああああああああ。パパに殺されるお!
「あ、やべー、ドア壊れた」ってコソコソ言い合ってる一年生たち、聞こえてんだよ!
セイタママ「あんたたち、なにやってるのー!!!」
セ イ タ「違うんだ、ジャイアンが引っ張ってーー」
ジャイアン「てめぇええ人のせいにしてんじゃねぇえよ! 殺すぞ!!」
どっちも悪い、どっちも悪いがジャイアン、首絞めて釣り上げて壁に押し付けるな、死んじゃうから!
※このジャイアン幼稚園は別です。幼稚園の時の首絞めてくる子とは別の子です。セイタをみると、みんな首絞めたくなるみたいだYO ≧(´▽`)≦アハハハ
こんなジャイアンも気づけば鬼班長に固め技決められてたな。でも言わせてもらうと家の中でお相撲大会なんてやらないでね?
クラスのゴッドと呼ばれているこの班長、女の子だけど、今も無双です。戦国時代だと信長っぽいかな。北斗の拳だとラオウっぽい。小柄で細身の女の子だけどね。
習い事、クラッシックバレエやってるみたいだけど、暗殺拳とかの方が向いてる気がする。
上には上がいるんだよ、
ヒエラルキーの頂点怖し((((;゚Д゚))))
弱肉強食やなぁ……。ジャイアン、女の子にやられてもいいじゃないか、けものだもの。(みつを感)
まー、バタバタしてたけど、あの時、代わる代わる補助に入ってきてくれたお母さんたち、ありがとうございました(身バレしたら即ブログ閉じるくせに、小さくお礼してみた)
菓子折りまで持ってきてくだるなんて、いやだ、お気遣いなさらず。
できた親だなー(棒読み)
そして、現在、このジャイアン、この時は学童組みでよく知らなかったRYOくんというサッカー少年により、我が家の話題では影がすっかり薄くなります。このRYOくん、のちのちたくさん出てくることに……。
ところで、ジャイアンみたいなやつは、無理に付き合う価値ないっすよね? 自分の好きな子とだけ遊んどけばいいじゃんって、思いません?
ふふ。でも当時のこの考えも、今はどうかなって思うんです。いや、気の合う子と一緒に居ればいいっていう、根本的な考えは変わってないんですよ。
だって、ジャイアンに関しては、六年生になった今も苦手みたいですからね。もちろん親を含め、付き合いは無いです。
ただ、幼稚園や低学年の時の友人関係は、高学年になってから変わるってことを知ったんです。自分で信頼関係を築いて、付き合いやすい友達自体が、変わってくるというか。私自身が子供の頃は、高学年で転校したので、そういうことは無かったですけど。
セイタ、最初は全部敵だったけど、誰が信用できて誰が信用できないか、自分の体験の中で学んできています。弱虫で全てを怖がっていたセイタがちょっとずつ変わっていったのと同じように、周囲も成長していったんですね。当然か。
それも後々記事に書いていきますね。
親って日々、勉強させられることばっかりですね。いいこと言った!
それにしても、今のところなんのトラブルも抱えてないまーくんの子育てを考えると、セイタの子育ては殺伐としてたなぁ、と思います。
そろそろタイトル詐欺と言われそうだし、兄貴とまーくんの絡みを書いていきたいなーと思います。
ブログ何も知らないくせにいきなり始めてみましたが、今のところ続いてます。
やった! 三日坊主にならなかった!
GW目の前ですが、まーくんお熱出してお休み中……(つд⊂)
季節の変わり目、皆様もお気を付けて。
こりゃあ、遠足あやしいな。
ではヾ(*´∀`*)ノ